ポケモン対戦立ち回りのコツ 理論編

f:id:ra-tapoke:20180821100300j:plain

 

こんにちは。ラー太です。

シングルレート最高1903の僕が立ち回りのコツをまとめました。ポケモンを人に教えられるような強者ではないのですが、考え方の一つとして見てみてください。初心者や別の考え方をしている方の参考になれば幸いです。

 

基本の考え方

自分の行動を決めるに当たり、考えることは3つに分けられます。毎ターンこの3つを考えると堅実な立ち回りができます。

 

・相手はこのターンなにをしてくるか

・勝ちへのルートは何か

・負けにつながるルートは何か

 

・相手はこのターンなにをしてくるか

相手の行動を場合分けします。

当然のことですが、相手の行動は”Z技を打つor普通の技を打つor交換する”です。

相手のとってくる行動によって、こちらの最適行動がかわります。

技については、相手ポケモンの主流な型から想像します。

相手の交換は意外に忘れがちなので要注意です。相手が交換したターンの次のターンにまた交換(いわゆる釣り交換)することもあるので、常に交換の可能性を頭に入れておきましょう。

・勝ちへのルートは何か

たとえば、俗に言うカバマンダ構築では、カバルドンステルスロック+あくびでボーマンダりゅうのまいを積む準備を整え、積んだボーマンダで全抜きを図ります。

このような勝つためのストーリーを考えた上で1ターン1ターンの行動を決めます。

勝ちへのルートのことを勝ち筋と言います。負け版は負け筋。

勝ち筋は選出の段階で考えておいて、対戦中に臨機応変に変更していくのが良いでしょう。

・負けにつながるルートは何か

こちらも選出段階で考えておくのがいいと思います。

特に太い負け筋は初手の段階からそうさせないよう注意する必要があります。

例)オニゴーリにみがわりを張られるとやばい→初手はオニゴーリより速い火力のあるポケモンリザードンニトロチャージを積まれるとやばい→初手はリザードンに対面不利じゃないポケモン......等。

レート上位の方々は相手次第で即負けにつながるような行動は避ける傾向にあります。

例)初手メタグロスランドロス対面では、メタグロスの冷凍パンチでランドロスを一発で落とせる可能性はあるが、相手のランドロスがスカーフや襷を持っているとじしんを食らってしまうので裏のポケモンに交換する。

対戦の序盤は即負けにつながる行動は避けつつ、思い描いた勝ち筋に近づくよう行動するといいでしょう。

 

基本の考え方は以上です。分かりやすいように3項目に分けましたが、対戦中はこれらを同時に考えることが多いです。相手がここで○○してくるとかなり不利になるが、ここで交換が決まれば勝ちへのルートが見える......のような感じです。即負けになることを防ぎつつ、勝ちへのルートを探っていきます。

劣勢の時や決まれば即勝ちの場面では、ハイリスクハイリターンな行動をとるのも良いと思います。

 

ここまでをまとめると

相手の行動を場合分けし、それぞれに対する最適行動を考える。負け筋のリスクを考慮した上で勝ち筋を追う。

となります。

 

 

立ち回りのポイント

基本の考え方の他に覚えておくと役に立つことをつらつらと書きました。個人的な考えなので悪しからず。

 

 奇襲のすすめ

基本の考え方で、相手の行動を場合分けすると書きました。当然相手も同じようにこちらの行動を場合分けして最適行動を決めてきます。そこに対して、相手の場合分けに含まれていない行動をとるのが奇襲です。想定外の行動で相手のペースを乱すことができます。

キノガッサゲッコウガはどちらも襷を持つことが多いポケモンですが、僕がある時期使っていたパーティではガッサゲコ両方いるにも関わらず、ガッサはどくどく玉、ゲコはスカーフを持っていました。このように意表をつけるようにすると、相手に見えない勝ち筋をつくることができます。見えない勝ち筋は立ち回りの際に警戒されず、すんなり通りやすいです。

HP管理

このポケモンのHPをどれだけ削って大丈夫か。場に出ているポケモンに相手の裏のポケモンの対応もさせたい場合や相手の先制技圏内に入れられたくない場合、HPを削られ過ぎないようにします。

役割分散

HP管理のやり方の一つです。

例として、自分はナットレイカプ・レヒレ、相手はミミッキュギャラドスが手持ちにいる場合を考えてみます。ギャラドスの対応はナットでもレヒレでもできますが、ミミッキュの対応はナットでしかできません。(型次第ですが今は置いておきます。)

ナットでミミッキュの相手をしたいので、ナットのHPが削られ過ぎないようにギャラの相手をレヒレに任せます。こういうHP管理の方法を役割分散と言います。

 役割集中

役割り分散と対になる概念です、本来不利な相手を複数体で攻撃して突破してしまおうという作戦です。

たとえば、カプ・テテフパルシェンはどちらも相手の鋼タイプで止められてしまうポケモンです。しかし、二体がかりで鋼タイプを倒してしまえば、生き残った一体はのびのびと暴れられます。

ダメージ感覚の重要性

相手の攻撃を1発耐えるか耐えないかでポケモンの行動回数が変わってきます。

また、ポケモンへのダメージからおおよその型を判別することもできます。

ダメージ計算ツール

対戦中、ダメージ感覚が微妙な時にはダメージ計算ツールを使うと解決できます。Googleで検索すれば出てきます。

iPhoneを使っている方にはダメージ計算Zというアプリが使いやすくておすすめです。個体値図鑑Zというアプリも入れておくと役に立つと思います。

相手があえて倒されようとしている時

こちらのポケモンを相手の裏のポケモンの起点にしたい

相手のポケモンをこちらの裏のポケモンの起点にされたくない

がむしゃらor能力上昇きのみ発動or激流圏内入りを狙っている

HPを削らせておき、トリックルーム、おいかぜ、壁等を張った後速やかに退場したい

などが考えられます。

もうどくになってから瀕死までのターン

HP満タンでもうどく状態になり回復なしでずっと場にいた場合、どくのダメージだけで6or7ターンで瀕死になります。HPが16の倍数だと6ターンです。

もうどく状態で減るHPは1/16、2/16、3/16......と毎ターン増えていきます。5ターン目には合計15/16ダメージが入るので、1/16程度でも毒以外のダメージを入れておけば1or2ターン早く倒せます。

諦めたらそこで試合終了

奇襲を食らったときや急所に当たったときなどに動揺して立ち回りが雑になり、勝てる可能性のある試合をあっさり落としてしまうことがあります。負け確定の時まで心のポッキーを折らずにいきましょう。

見えていない裏も考慮して技を打つ

相手ポケモン二体がわかっている有利対面で、二体に一貫する技があるとき。即決でその技を打ちたくなりますが、まだ見えていない三体目に引かれた時のことも考慮しておきましょう。

こご風レヒレ

こご風持ちは水Zが多いです。こご風ドロポンムンフォ瞑想とか。

ランドバシャカグヤ

襷ランドでステロを撒いてバシャカグヤが暴れます。カグヤはボディパ持ち。ボディパみがわりエアスラ宿り木型が多いですが攻撃技が多い奴もいます。バシャはめざ氷が多いです。

ランドゲンガー

ランドでステロを撒いてフルアタゲンガーで無双するパターンやランドのとんぼでメガゲンにつないで滅びの歌を打ってくるパターンがあります。

ニョロトノゲンガー

ゲンガーのほろびのうた+ニョロトノの脱出ボタンに注意。

ジャラランガゲンガー

フェアリーをゲンガーのかげふみでキャッチして処理→ジャラランガZの動きに注意。

ラティクチのランド

ラティクチのランドはスカーフやZが多いそうです。

ブラッキー+フシギバナリザードン

ブラッキーがZおいわいで全能力を上昇させ、エースにバトンします。リザはYです。

カバリザ

リザは比較的Yが多いです。Xもいます。

ガルーラオニゴーリ

ガルーラは岩封持ちが多いです。

ゲッコウガの型

相手のパーティにやけに水タイプが刺さっている場合、草Zの可能性が高いです。

メガフシギバナドヒドイデの突破手段が乏しそうなパーティなら、神通力を警戒するといいと思います。

本当にいろいろな型があるので1発目の攻撃を見てある程度型を予想し、それから対応が間に合うよう立ち回れるといいと思います。それができるかどうかはパーティ次第なところもありますが。

 

 

挙げだすときりがないのでこの辺りで終わります。

いつか実際の対戦を題材に実践編を書きたいです。その時はまたよろしくお願いします。

人それぞれ考え方があると思うので、自分はこう考えてるよ!などなどコメント欄やツイッターで教えてくださると嬉しいです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。